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良き母でなければ…連鎖する「世代の呪い」
齊藤氏は、妙子さんもまた一人の「娘」であったと指摘する。妙子さんにも「自分の親から評価されたい」という想いがあったのではないか。つまり、娘を医学部に合格させることは、自身の母に対して「自分を認めてもらう手段」と捉えていたかもしれない。
「自分が良き母でなければならないという呪縛」と「親から評価されたい欲求」。2008年に娘が5回目の受験を控える中、妙子さん自身も自殺未遂を図っている事実が、彼女の抱えていた闇の深さを物語っている。
親から子へ連鎖する「良き母」という呪い。密室化した親子関係の中で制御不能になるこの構造は、決して「異常な家族」だけの話ではない。では、罪を償うあかりさんは今、この連鎖をどう受け止めているのか。齊藤氏との30通を超える文通の中で、あかりさんの人間観はどう変化したのか。事件のその先にある希望と痛切なメッセージは、動画の後半で明かされている。
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