元TBSアナウンサーの木村郁美さん(53)が、”悪魔”と呼ぶ詐欺師の元夫から3億4000万円もの借金の連帯保証人にされていた。多忙を極める人気アナウンサーの裏で仕掛けられた巧妙な罠、その経緯が語られた。

 木村郁美さん ©文藝春秋

貯金を「全部預かる」と言って持ち去った元夫

 出会いから入籍までわずか4か月。木村さんは結婚前に、元夫からこう言われた。「銀行が倒れたら全部なくなっちゃうかもしれない。億単位の人じゃないと預金できない、金利もすごくいい特別な銀行があるから、僕が全部預かる」。

 さらに「送ると手数料がかかるから、全部現金で引き出して」と促され、小学校のときからのお年玉にも手をつけずに貯め続けてきた全預金を1日で引き出し、元夫に渡してしまったという。

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 しかし、渡した預金は1円も戻ってこなかった。銀行に取引明細を調べてもらうと、木村さんが貯金を預けた翌日に、預けたのと同金額のマンションが現金で購入されていた。現金での購入だったため、木村さんのお金が使われたという法的な立証は困難だったという。

TBSアナウンサー時代の木村郁美さん(写真=本人提供)

「え、これ私が払うんですか?」借金が3億4000万円に膨れ上がっていた

 その後、木村さんは元夫から「ハンコ持ってきて」と言われる。「結婚したばかりでハンコなんてない」と答えると、元夫は「うちの会社に自分の名前のハンコがゴロゴロあるから、それを使って」と促した。

 会社に行くと銀行員が待ち構えており「僕のかみさんが郁美さんのファンなんでサインください」と色紙を差し出した。和気あいあいとした雰囲気の中、サインの流れでそのままハンコを押したが、それが連帯保証人への署名だったと気づいたのは後のことだった。

 そして入籍から1年も経たないうち、自ら調べた結果、木村さんのもとには衝撃の事実が突きつけられた。「え、これ私が払うんですか?」。最初は2億8000万円だったが、元夫が返済をしていなかったため、督促が届いたときには3億4000万円にまで膨れ上がっていた。

 借金発覚後、両親の助けを得て夜逃げ同然に元夫から逃亡した経緯、カラオケボックスで行われたという離婚の顛末、そして数千万円にまで圧縮した上での完済に至るまでの壮絶な道のりは、インタビュー本編で語られている。

次の記事に続く 【衝撃告白】「生き地獄だった」“詐欺師の元夫”に借金3億円超を背負わされた元TBSアナ・木村郁美(53)が、“壮絶な過去”を明かした理由