ピンクの髪とムキムキの腕。唯一無二のアイコンで注目を集めるのはヴィジュアル系バンドRENGEKIのギタリスト・Nimoさん。
しかし小さい頃は、胸が女性のようにふくらんでしまう「女性化乳房症」のコンプレックスに苦しんでいたという。「男なのにおっぱいでかい」とからかわれ、着替えのたびにトイレへ走ったり、真夏でもなるべく上着を着て胸を隠した日々の息苦しさについて本人に話を聞いた。(全3回目の1回目)
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——Nimoさんが自分の胸が周りとは違うと気づいたのは何歳の頃でしたか?
Nimo 小学校の高学年ぐらいから気になり始めましたね。体の成長につれてどんどん胸のあたりが目立つようになってきて。プールの授業とかで周りの男子と比べてしまって「やっぱり違うよな」と。同級生からも「なんかお前おっぱい変だよね」ってからかわれるようになっていって。
——小学生はそういうとき容赦ないですよね。
Nimo 今でもよく覚えてるのは、仲良しだった真面目な男の子が、話している途中で急に「○○くんはもう胸が発達しててすごいね」って言ってきたことがあって。
普段人をからかったりする子じゃなかったし、明確に意地悪という感じでもなかったんですけど、そんな風に話題にされるくらい胸がふくらんでるのが明らかなんだなって自覚させられました。
会うたびに「うわっ胸がきもいやつだ」とイジられ…
——ほかに記憶に残っていることはありますか。
Nimo 一番いやだったのは、1学年上のいかにもヤンキーっぽいガラの悪い2人組から執拗にイジられ続けたことでした。一度プールで裸を見られてターゲットにされたんだと思います。
——どんないやがらせだったんでしょう。
Nimo 通学路とか廊下とかプールと全然関係ない場所でも、僕の姿を見るたびに「うわっ胸がきもいやつだ」ってニヤニヤしながら何度も言ってくるんです。とにかくその2人が怖くて、言い返せないから聞こえないフリをして時間が過ぎるのを待つしかありませんでした。
——怖い気持ちが強かった?
Nimo 怖さもですけど、ものすごく恥ずかしかったです。僕が小学生の頃は今と違って、男子がかわいいものを好きだとバカにされるような空気があったんですよ。だから男子で胸が大きいなんて最悪にかっこ悪いなと思ってましたし、プールが嫌すぎて夏自体も嫌いでした。

