ピンクの髪とムキムキの腕。唯一無二のアイコンで注目を集めているヴィジュアル系バンドRENGEKIのギタリスト・Nimoさん。
先天性の女性化乳房症でふくらんだ胸は生活のあらゆる場面に影響し、人生の足枷になっていた。コンプレックスが募り、大学生のときに手術して胸をとることにしたが、その術後は「叫びたくなるくらいの激痛」で12時間横になることもできず一睡もできない夜を過ごしたという。手術後に起きた変化や、筋トレを始めて変わった「胸がでかい」という言葉の意味などを聞いた。(全3回の2回目)
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——手術を考えたきっかけは?
Nimo 普通に着替えとか温泉とか裸になる機会があるたびに恥ずかしいなって思っちゃうんですよね。いつも「服を脱ぐことあるかな?」って不安に思いながら生活してるのも嫌だなって。
おばあちゃんに借りて用意した53万円の手術代
——大学生になっても胸をからかわれることはあったんですか?
Nimo 直接言われることはほとんどなかったんですけど、着替えてるときに目が合っただけで「胸を見られてたのかな」って気になったり、それが嫌だから先回りして「女性化乳房なんだよね」って予防線を張っちゃったり。
——何をするにしても考えてしまう。
Nimo 周りよりも自分自身が考えてしまうんですよね。胸がふくらんでることも、あらゆる場面で胸のことを考えちゃってることも嫌だったんです。手術したらこうやって気にするのを全部やめられるのかなってずっと考えてました。
——それで手術を決断した。
Nimo 大学4年生のときに手術代の53万円をおばあちゃんに借りて手術しました。乳腺の切除と脂肪吸引の複合手術なんですけど、脂肪吸引の方に保険が利かないから美容整形扱いで高くなってしまうみたいで。「乳腺の切除だけだったら保険でできるけど、見た目が変になるから現実的にはできない」という説明を受けて、大金ですけど払うしかなかったですね。

