24年度より前の離職率を尋ねると…
年度替わりで最も退職者数の多い各年度3月期の退職者数は、21年度25名、22年度32名、23年度33名、24年度34名、25年度53名。学園広報部に増加傾向にあるのかと尋ねると、こう回答があった。
「当学園は事業拡大に伴い職員数自体も増加しており、2026年3月の職員数は1183名です。年間の離職率は、24年度が13.7%であったところ、25年度では13.0%であり、直近では低下しております。退職者数のみをもって単純に増加傾向と評価することは適切ではないと考えております」
だが、24年度より前の離職率を尋ねると……。
21年度9.5%、22年度10.9%、23年度11.4%
つまり、職員数が増えた上に、直近2年間の退職率は13%以上を超えているのだ。現役職員が内情を明かす。
「副本部長2名をはじめ、部長級の職員が複数退職しています。24年度から離職率が上がった理由の1つに、25年4月に開学したZEN大が関係している。そもそも、ZEN大開学について、私を含め、職員から疑問の声が出ていました」
そしてこう証言する。
「通信制高校といえば、『全日制に行けない生徒のための第2の選択肢』というイメージが強いかと思います。N高はそれを覆す第1の選択肢になるような『未来のエリート校をつくる』という理念に賛同し、私は職員として学園に入りました。ところが入ってみると、生徒のことよりも学校の実績づくりが優先されている。特に昨年にZEN大学が開学してから、学園の運営がおかしくなってしまった。進路相談役のメンターと呼ばれる職員が、電話などを通じて内部進学を勧める“テレアポマニュアル”まで存在します」(同前)
◇ ◇ ◇
では、N高で一体何が起きているのか。「週刊文春 電子版」では、N高現役職員の内部証言を前後編にわたって配信中。「まずはZEN大学に出願させる」指導方針、教職員を悩ませる“テレアポマニュアル”の詳細などを詳しく報じている。さらに、職員の相次ぐ離職の背景、ドワンゴ社との歪な関係、角川ドワンゴ学園からの回答も読むことができる。

《内部証言》N高・進路相談役の知られざる“テレアポ営業”の実態「1人の担任が300人の生徒を担当」「テレアポを苦に辞めた職員も」【前編】
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