女性は国の象徴として相応しくないのか?

 皇位継承の安定を求めて皇室典範を改正するのであれば、女性・女系天皇も認める。愛子さまも天皇に迎えられる仕組みの方がよいのではないでしょうか。そうすれば、悠仁さまやご結婚相手にかかる重圧も軽減できます。女性天皇誕生の心理的ハードルも、昔と違って低くなっていると思います。現代では、男女が同じ教育を受け、権利も平等です。相撲や歌舞伎などの女人禁制の伝統を否定する気はありませんが、スポーツや芸能と天皇制度を全く同じ土俵で語るのは難しい。

 憲法では最初に、天皇は国の象徴、国民統合の象徴だと書いてあります。国民を代表し、国際親善の役割を担う立場でもあります。女性天皇を認めない現行のルールは「女性は国の象徴や代表として相応しくない」と言っているようなもの。全く時代にそぐわない。

 天皇と聞いて私たちの世代が思い浮かべるのは、被災地を訪れ、被災者の声に耳を傾け、優しく声をかける、国民に寄り添うお姿です。新元号が始まった時点から知っている、慈愛に満ちた平成と令和の天皇像です。明治、大正、昭和の天皇とは、時代の背景も求められる役割も大きく変わっているはずです。

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 イギリスでは、王位の女性・女系が容認されていますし、ヘンリー王子とメーガン妃が公務を引退し、ネットフリックスのドキュメンタリー番組に出てしまうような時代です。

ヘンリー王子と王室を飛び出したメーガン妃

 天皇制の将来的な存続が危ぶまれ、国民が今後も天皇に存在し続けてほしいと望むなら、思い切った変化が必要だと私は考えます。

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