不安と同時に、子どもを幸せにできる自信もあった
――お医者さんから何か指導などはありましたか。
hisako 高齢出産の場合、お医者さんにさんざん脅されて、「怖いことをいろいろ聞かされた」みたいな話も聞きますけど、うちのお医者さんの場合、「私47歳ですけど、大丈夫? 分かってます?」というぐらい、そんなことは一言も言わず。ただ、「47歳はうちの病院の最高齢」とは言われました(笑)。
唯一注意点として、染色体異常の発症率についてはお話があって。高齢出産の場合、「40歳だったら100人に1人の確率ですが、45歳以上だと30人に1人になります」と説明を受けました。
――出生前診断も考えましたか。
hisako 出生前診断はせずに、その時はその時で受け止めようと思っていました。私の場合はですけど、「30人のうち29人は大丈夫なんだ」と楽観的に思えたし、お医者さんからも、「年齢によるリスクは染色体異常以外、そんなにないから」と言われたのもあって、そこまで不安になることはなかったですね。
何らかの障害や病気の可能性以前に、そもそも高齢すぎるお母さんなので、今後も小学校、中学校と苦労することがあるかもしれないなとも思っていて。
でも、同時に、子どもを幸せにできる自信もあって。なので、もし染色体異常の子が産まれたとしても、この子を一生懸命育てていこうと心に決めていました。
帝王切開の計画出産で「本当に助かりました」
――では妊娠中は特に高齢ゆえの制約もなく?
hisako そうですね。ただ、私は1人目も2人目も早産気味で、子宮口が柔らかめというのは言われていたので、とにかく横になって、産まれてこないように足を上に上げて安静にして過ごしていました。
血圧とか血糖値といった数値もすべてよかったですし、体重が増えすぎることもなく、「順調ですね」と言ってもらえていました。この辺はやっぱり、管理栄養士という資格を持っていたのが大きいかなと思います。
――お産はどのように進んでいったのでしょうか。
hisako お医者さんからは「このまま自然分娩で行きましょう」と言われたんですけれども、40歳の時にバセドウ病を発症したことで体力がメチャクチャ落ちてしまって心肺機能がちょっと不安だったこともあり、帝王切開にしてもらいました。なので、計画出産でした。
――体力的なダメージはいかがでしたか。
hisako 上の2人の自然分娩に比べたら全然楽で、本当に助かりました。
傷口はもちろん痛いんですけれども、私ぐらいの年齢だとどこかしらの臓器を摘出する手術ってそんなに珍しくないので(笑)、それを考えれば、赤ちゃんを取り出すための手術だし、傷口がきれいに治れば元気になれるんだから、そっちのほうがいいというふうな気持ちでした。
