義実家も納得の上で、別居を前提に結婚

――ちなみにお相手のどこに奥井さんは惹かれたんですか。

奥井 女性に対して「これ知ってる?」とかマウンティングが一切ないんですね。あとは尽くしてくれたところですかね。私ができないことを、ササッとやってくれる。結婚を申し込まれた時に、できないことを助けてくれるし、いいかなと思って。さっきも言いましたが、言われたら乗ってみたいタイプなんです。

――現在、奥井さんは東京、お相手は三重の別居婚をされていますが、もともと別居婚が前提だったんですか。

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奥井 そうです、そうです。最初から別居前提でした。夫が家業を引き継ぐため地元の三重に帰ったんですが、私は東京での仕事が多いので、それなら別々に暮らそうとなったんです。

 夫の実家は総合コンサルのような仕事を家族でやっていて、義理の母もバリキャリなんですよ。大学のサークルもドリフト部だったというアグレッシブな方で助けてくれています。夫も、仕事をせず家にいるような女性はあまり好きではない人で、私が働くのに理解があるんです。ただ三重は保守的なんで、幼稚園の先生や地域の方は「ん? 別居婚?」とはなっていましたね。

義実家も別居婚を受け入れている ©細田忠/文藝春秋 ©細田忠/文藝春秋

――お子さんが生まれてから産後うつもあったそうですね。

奥井 ありました。子どもが生まれて最初の1か月は実家のある淡路島にいたんですけど、3か月目から夫の実家の三重に移って、そこで産後うつになってしまって。インスタグラムを見ると、友達のキャリア女子が仕事の報告をしていて、その様子に焦ってしまったんです。

 そうした焦りは今も感じているかもしれないです。30代の女性って常に悩んでいると思うんですよ。子どもがいたら私みたいな焦りを感じるし、逆に子どもがいないことで悩むこともあると思うんです。だから、自分なりの理想を求めて、その理想に近づくためにいろいろ工夫してやっている感じです。