「田原総一朗さんのようになりたい」

――話を戻しますが、ご家族の理解があるといっても別居婚は大変ですよね。

奥井 大変ですよ。まず遠い。東京から新幹線で名古屋まで行って、そこから近鉄に乗り換えて、3時間半ぐらいですから。移動時間に、あとコストもかかりますし。

――普段はお子さんはどうされているんですか。

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奥井 普段は保育園ですね。子どもは夫と過ごす時間が長いのでやっぱりパパっ子です。私も一緒に旅行に行ったり、三重に滞在したり、東京で過ごしたりと時間を作っています。

田原総一朗さんのような仕事を、新たな時代のテレビや動画でやってみたいと意気込みを話す ©細田忠/文藝春秋

――別居婚について、一部の心無い人から批判されることもあるそうですね。

奥井 そうですね。そうした声は受け止めつつ、私の選択が子どもに悪影響を与えないように一緒にいる時は必死に愛を与えようとはしています。でも結局怒っちゃいますし、理想と全然違いますね。ただ私が好きな映画『フロリダ・プロジェクト』という作品を通して学んだんですけれど、子どもを教育しようというのは間違いで、大事なのは一緒に楽しむことだと思うんです。賢いことを教えようとか、しつけようとかは私も楽しくないので。

――今後も別居婚は続けていくんですか。

奥井 だと思います。あとは子どもがどうしたいかですね。三重にいたいのか、東京に来たいのか、それとも海外に行きたいと思うのかですね。

――今は会社も立ち上げられて、番組のMCもやっている。少しずつ理想に近づけている感じですか。

奥井 少しずつ理想に近づけてはいるんですけど、近づけば近づくほど、飽きちゃうんですよ。ビジネス動画も今、増えているじゃないですか。そうなると「私じゃなくてもいいかな」と一気に冷めちゃうんですよ。

――では目標はどこになるんですか?

奥井 NewsPicksでやっていたようなヒリヒリ感のある、世間を沸かせるような番組をしたいですね。そこでちゃんとマネタイズもできて、制作に携わる人も含めてみんな幸せになるような仕組みを作りたいです。

 あと田原総一朗さんのようなことを、現代のテレビでやれたらどうかなと。今はAIで動画も作れるようになって、そうした技術は加速度的に進化していくと思うんです。そこで逆に一周回ってテレビって信用できると回帰すると思っていて。

 結局世界を見てもイギリスのBBCであったり、アメリカのCNNであったり、影響力があるのはやっぱりテレビじゃないですか。そのテレビでReHacQみたいなことをやっても面白いと思いますし。そういう時代になった時にポジションを取っていたいなとは思います。

 私、勘だけは、めちゃくちゃ良いんですよ。これはめっちゃ面白いと思ったものは当たるというか、広がっていく気がしていて。そこの自信はめちゃくちゃあります。

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