2022年7月、31歳の時に、東京本土から約287km離れた離島・八丈島に移住した女流プロ雀士の松岡千晶さん(35)。20代で月80万円を稼ぎ、都心のマンションで便利な生活を送っていた彼女だが、現在は家賃3万円の家に住みながら“島暮らし”を送っている。
都会暮らしをしていた松岡さんは、八丈島移住後にどんな“ギャップ”を感じたのか。八丈島の物価が意外と高い理由や、日々の生活の様子など、リアルな“島暮らし”について話を聞いた。(全5回の3回目/4回目に続く)
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八丈島移住後に感じた“ギャップ”
――2022年に都心から八丈島に移住して、驚いたことはありますか。
松岡千晶さん(以下、松岡) たとえば、お酒の飲み方ひとつとっても全然違います。神田に住んでいた頃は、飲み会といえば居酒屋で、でした。多いときは、週5で居酒屋に行っていましたね。
でも今は、月に1回、居酒屋に行けばいいほうです。飲む頻度はそんなに変わっていないんですけどね。
――なぜ、居酒屋に行かなくなったのでしょうか?
松岡 島の居酒屋は、輸送費がかかるからか、都内に比べて割高なんです。だから、飲み会となると誰かの家でバーベキューをしたり、宅飲みしたりすることが多いですね。同じように飲食店も割高なので、日常的に自炊する人が多いように思います。
島の人たちは料理上手な人たちばかりですし、釣りが趣味の人や、畑を持っている人も多いから、それぞれ新鮮な食材を持ち寄って、みんなで料理をしながら宅飲みするんです。
――島での娯楽はどんなものがあるんですか?
松岡 ショッピングモールやレジャー施設はありませんが、小規模なカラオケやダーツバーがあります。飲食以外だと、自然に関することが多いですね。私は、山登りや釣りによく行っています。
――お金の遣い方も、都心とは異なりそうですね。
松岡 全然違いますね。八丈島には、コンビニやドラッグストアのように「つい寄ってしまうお店」がほぼないんです。
洋服を買う場所も限られているから、靴下に穴が空いたり、Tシャツの首が伸びたりしたらネットショッピングをするくらい。先ほども話したように、居酒屋は高いからほとんど行きません。

