2022年7月、31歳の時に、東京本土から約287km離れた離島・八丈島に移住した女流プロ雀士の松岡千晶さん(35)。20代で月80万円を稼ぎ、家賃15万円の都心のマンションで便利な生活を送っていた彼女だが、現在は家賃3万円の家に住みながら“島暮らし”を送っている。
なぜ松岡さんは、離島の中でも「八丈島」を選んだのか。家賃3万円の家をどのように見つけたのか。移住してきた彼女に対して、島民はどんな反応だったのか――。(全5回の2回目/3回目に続く)
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八丈島を選んだ決め手は「アクセスの良さと動物病院の有無」
――数ある島の候補のなかで、移住先を八丈島にした決め手は何だったのでしょうか。
松岡千晶さん(以下、松岡) まず、島の大きさです。八丈島って、山手線一周くらいのサイズ感なんですよ。コンパクトな島だから、それこそ親戚みたいな人付き合いができるんじゃないかなって思ったんです。
――八丈島は、羽田空港から飛行機で1時間弱で行けるのですよね。便も、1日3本は出ているそうですね。
松岡 そうなんです。このアクセスの良さなら、雀士の活動を再開しても住み続けられそうだなと思いました。そこでまずは、下見に行くことにしたんです。
――実際に行ってみて、どんなところに魅力を感じましたか。
松岡 空港を出てすぐ、目の前に大きな山が広がっていて。深い緑の木々が生い茂る景色に、一目惚れしちゃったんですよ。下見期間中に、年の近い移住者を見かけたのも嬉しかったですね。
あともうひとつ、動物病院があるのも大きな決め手でした。都心からアクセスのいい島は他にもありますが、動物病院がある島は珍しいんですよね。ペットと暮らす私にとって、美容院やコンビニはなくてもいいんですけど、動物病院だけは絶対に必要だから。
