「小泉今日子に似ている」で掴んだチャンス

 幾度となくオーディションに落ちた末、ついに掴んだのが『あまちゃん』の主人公の母親・天野春子(小泉今日子)の青年期という役だった。ヒロインのオーディションに落ちたが、笑ったときのあごのラインが小泉に似ているという理由で選ばれている。

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 アイドル志望で地方から上京するものの、オーディションに落ち続けていた春子の境遇は、当時の有村とよく似ていた。「このままじゃ終われないから!」「バカにしないでよ!」という春子の叫びは、有村の心境と見事にシンクロしており、普段は内に秘めていた思いを、芝居を通して爆発させたような形になった。

 芝居に不安があったが、母親役だった大先輩の宮本信子がセリフの練習に根気強く付き合ってくれた。宮本とは朝ドラ『ひよっこ』でも共演している。上京した少女と仕事とは何かを教えてくれた恩人という有村と宮本の関係がそのまま活かされた配役だった。

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『あまちゃん』は大ヒットし、聖子ちゃんカットの有村は大きな注目を集める。ようやくブレイクのきっかけを掴んだように見えたが、それでも自信のなさは変わらなかった。

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