「オフの日は何もできずベッドで」過酷すぎる減量期
――大会に向けて絞るというと、食事制限などもされているのでしょうか?
さくら ここ半年くらいはずっと鶏のむね肉や卵ばかりですね。毎日ほぼ同じメニューで……。
――毎日ですか? よく言うチートデイみたいなものは?
さくら 一般に言うチートデイみたいな、「何でも食べていい日」みたいなものはやっていないんです。かわりに「ハイカーボ」といって、炭水化物をたくさん摂る日を設けてそこでお団子なんかを食べていましたね。
今は追い込みの段階なのでそれもないですし、むしろ1週間前になったら水も抜いていくようになります。
――水分まで制限するんですか! 想像もできない世界ですね……。
さくら 私としては、大好きな甘いものを食べられないのがキツいですね。精神面もそうですけど、身体的な影響も大きくて。やっぱり糖分がないと、頭が回らなくなりますし。
ボーッとする時間が増えて、気力も湧かず、オフの日は何もできずにベッドでずっと寝転がっているような感じです。
――「気合いを入れて鍛える」だけが筋トレではないのですね。そういう辛い時期はどう乗り越えているのですか?
さくら ベッドで横たわりながら、インスタとかでおいしそうな食べ物の画像ばっかり見ています。
――えっ? 逆に気が狂いそうになりませんか?
さくら (笑)。「終わったらこれ食べるぞ」って目星をつけておくんですよね。それを逆にモチベーションにして、どうにか耐えていくような感じです。
――過酷すぎる……。
さくら キツイですけど、今回の大会は初めて自分で出ることを決めたので。目標を決めて、そこに向かって頑張る過程も含めて、自分にとっていい経験にしたいと思います。
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このインタビューからおよそ2週間後、さくら氏はボディコンテスト「ZeniX Uplift Classic」に出場し、「フィギュア」クラスで見事優勝を果たす。過酷な追い込みの末手に入れた「自分史上最高の肉体」は、まさに極限を知る人間だけが到達しうる凄絶な姿だった。
ダイエットのためジムに通い始めてから8年、たゆまぬ鍛錬を重ね、肉体を研ぎ澄ませていった彼女。一方、そうした日々をSNSで発信する裏では、プラットフォームによる理不尽な制約や、収益をめぐる葛藤との闘いがあるという。
さまざまな困難のなか、彼女をインフルエンサーとして飛躍させた「決定的な要素」とは――。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。


