ところが、その7日後に文春は続報を出す。
高市首相は「読んでいない」と答え…
松本氏は不倫を「過去の話」と説明していたが、相手の女性は関係が昨年(初入閣直前)まで続いていたと証言。また、松本氏が「議員会館では意見交換をしただけ」と答弁したことについても、議員会館内で不適切な関係があったと述べた。
これはただのゴシップ記事だろうか。私にはむしろ、高市政権の「危機管理」が表れた事例に見える。過去の報道を見ても文春が第一報だけで終わるとは考えにくい。それにもかかわらず政権側は第一報だけを前提に判断し、その後の展開を十分想定していなかった。結果として問題は不倫から説明責任へ、そして答弁の信頼性へと広がっていった。実はこの構図は、中傷動画問題やサナエトークン問題とも重なって見える。
さらに松本大臣不倫報道への対応も思い出したい。文春の続報について問われた際、高市首相は「読んでいない」と答えた。これは先日の国会での「(文春の)有料会員になりたくないので読んでいない」という対応を思い出す。
次の指摘が興味深い。首相は追及されると、
「感情に任せて答えてしまう。その結果、『有料会員にならない』『音声に違和感』など“トンデモ答弁”が相次いでしまった。尾﨑正直官房副長官も『手元の資料とは異なる。予定にない答弁だった』と漏らしていました」(政治部デスク)
とされる(週刊文春 電子版6月10日)。
こうしたやり取りを見ていると、ふと考えてしまう。海外の首脳との交渉ではどうなのだろうか。「文春への対応だけ雑だけど、外交では別人のように冷静で慎重になる」とは思えないからだ。だとすれば、これも「もっと大事なこと」につながっている。
実は、直近ではもうひとつある。一見するとゴシップにしか見えない案件だ。