「やるべきことをやったから勝てた」ドイツに逆転勝ちしても“舞い上がらなかった”ワケ

 交代してからは試合を見守るしかなかったけれど、(堂安)律の同点ゴールは自分のことのようにうれしかった。

(浅野)拓磨くんが決めた時は、何が起きたのかわからなかった。周りにつられて全力疾走して歓喜の輪を作り、まだ走る体力が残っていることに気づいた。

 優勝候補にも名前の挙がるドイツに逆転勝ち。

ADVERTISEMENT

 3ポイント以上の自信と勢いを手にした。

 それでも、あの時のチームはそこまで舞い上がっていなかった気がする。欧州でプレーしている選手が大半を占めていた影響も大きいのだろう。日頃から世界のトッププレーヤーとしのぎを削り、チャンピオンズリーグでビッグクラブと対戦している経験が生きたのだと思う。

 たまたま勝ったのではなく、やるべきことをやったから勝てたという自負がみんなの中にあった。

©JMPA

 日本は勝つべくして勝ったんだ。

 その後、時間が経ってから、見え方の角度が変わるのが面白い。

「たくさん走らされてしんどかったな」という話で盛り上がったりするし、「よく勝ったよな」と笑い合ったり。

 でも、まだ初戦に勝っただけ。中3日でコスタリカ戦があるし、その次にはスペインとの対戦も待っている。

 勝った日だけ喜び、すぐに気持ちを切り替えて次へ向かう。

 頼もしいチームだ。

最初から記事を読む 「徒競走やリレーで負けたことは一度もない」前田大然28歳はなぜ“あんなに足が速いのか”? 努力でも練習でも工夫でもない“本当の理由”

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。