——1億円から3年半で3倍になったんですか。

山下 時期的にもずっと右肩上がりで 株も上がって、円安もありましたからね。あと、商標権を売却したときに運営会社の未公開株を買っていて、それが上場した時に6倍ぐらいになったのが大きかったです。 まぁでも2023年からは、米国市場の地合いが右肩上がりでしたから 運もありました。

 

——投資はどうやって学んだんですか?

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山下 完全に自己流ですね。うどん屋と一緒で、全然何も知らなかったので本を2冊読みましたけど、あとはだいたいYouTubeです。YouTubeで気になった会社を調べて、いけそうだと思ったら買ってみる感じで。

——特別な方法ではなくて、本とYouTubeがメイン?

山下 大事だと思ってるのは信頼できる人を見定めることで、僕の場合は経済アナリストよりもエンジニアの人の話を聞くようにしてますね。半導体とかテック系の会社を調べるのが好きなんですけど、元マイクロソフトとか元キオクシアの人とか、エンジニアは技術的なことがわかってるから正確な気がして。

 

「僕だって技術の本当のところは全然わかりませんよ。でも…」

——エンジニアの方が話してることを聞いても難しい場合はどうしたらいいでしょう?

山下 僕だって技術の本当のところは全然わかりませんよ。でもキオクシアがNVIDIAに求められて作っている高速SSDが本当にすごいんだという話を技術に詳しい人が言っていたら「それが採用されたらさらに業績が上がりそうだな」と考えられるじゃないですか。

 そうやって筋道を立てて株を買うやりかたをストーリー投資というんです。

——ストーリー投資?

山下 たとえば僕は、車の自動運転って思ったより早くできるんじゃないかと思ってるんですよね。日本の評論家の中にはテスラを過小評価してる人も多くて「アメリカでも自動運転の車なんてまだ数十台しか走ってへんやろ」って言うんですけど、事故を避けるためにめちゃくちゃ慎重に進めてるだけで、意外と広がる時は一気にいくんちゃうかなとか。