親は親、子は子でいなければ
ドラマの中では血がつながってない2人がうまく折り合いをつけてやっているけれど、実際は血縁関係があってもうまくいかないことがある。むしろあるからこそしんどくて、親は親でないといけないし、子は子でないといけない葛藤がある。ここに出てくる親子は色々うまくいっていないところもあるけれど、要所要所に相手を大切に思う描写もちゃんとあって(子どもに美味しいものを作ってあげたい気持ちとか、不登校の子どもへの心配とか、自分は我慢できたけれども子どもには島から離れてほしいとか)、合間に手作りのご飯があって、温かさと冷たさが同居している。この生活感、家族関係のリアルさがとても面白かったし、みんな周りから見たらわからないけど、色んな事を抱えて生きているよなぁという当たり前のことを改めて感じて、気持ちが少しラクになる。
個人的には「毎日、揚げもの」の花絵が印象的だ。生きるのが少しヘタなような、ダメな部分も多くて胸が苦しくなる。ストゼロ飲みながら子どもに切れてしまう、自分もこういう状況になる時があるし(笑 あと子どもが可哀想でなんかザワザワしてもう1本ストゼロあけそうになるのもめちゃくちゃわかる)、遥花ちゃんとソリが合わないところも含め、こういう親子実際にいるんじゃないかと思う。遥花ちゃんがものすごくキツく見えるけれど、親が親であることを信じて疑わない年齢だからこその物言いなのだろう。きっといつか4人がお母さんありがとうって戻ってきてくれたらいいなと想像してしまう。また「冷凍庫冷蔵庫合わせて五台」が毛色が違う話で鳥肌が立った。ミステリーのようで、こういう話も入るのかとちょっとゾッとした。
