「今の選手が弱いと言われるのは、こうした教育環境の変化による影響もあるでしょう。かつてのような強い精神力はなくなり、すぐに諦める傾向があるのです。また練習時間が短くなっていることで、肝心なスペインスタイルの徹底もやりきれない。多くのチームがそのスタイルを施行するようになったのですが、すべてが中途半端になってしまったのです」(同前)
選手を悩ませる兵役問題
もう一つ言えば、日本が欧州組全盛(最終エントリーの26人中23人が欧州所属)というなか、韓国は15人に留まる。兵役があるため選手は28歳で一度韓国に戻らなくてはならない。
それゆえ、多くの日本選手のように、時間をかけてベルギーやオランダを経由してイングランドなどの5大リーグに進出するというルートを構築できない。その“焦り”からか、20代前後の若手がイングランド2部やスコットランドに進出し、結果的に伸び悩む傾向がある。この点も悩ましいところだ。
北中米W杯での目標は「ベスト32入り」
国内のサッカーファンからは、ネット上でこんな辛辣な声が飛んでいた。
「隣(日本)は7点取ったってよ。こっちは引き分けって何だよ。韓国サッカー終わった」(2024年9月5日、W杯アジア最終予選の際に。韓国がパレスチナと0-0で引き分けた当日、日本は中国に7-0で大勝)
「ホン・ミョンボとチョン・モンギュ、手を繋いで出ていけ」
ホン・ミョンボ監督は北中米W杯での目標を「ベスト32入り」、つまりグループリーグ突破と定めている。早めに韓国を離れアメリカからメキシコ入りし、高地トレーニングに取り組んだことで、「フィジカルコンディションは好調だ」との声も聞かれる。ここを頼りに、低い前評判をひっくり返すことができるだろうか?
