鈍感力が大事になる
髙島 よく聞かれますが、市民から選ばれているというリスペクトを役所内や議会との関係で感じます。これはポジティブな驚きでした。
川田 私も若いうえに女性ということで意地悪されないかとよく心配していただくのですが、皆さん立場を踏まえて接してくださるので、苦労はありません。それと、多少嫌なことがあっても忘れるくらいじゃないとやっていけない面もあります。
髙島 本当に。鈍感力が大事だと思いますよね。
有働 今の若者って退職代行を使うくらい敏感な印象がありますが。
川田 この仕事を選ぶ時点である程度ぶっ飛んでいるというか、リスクに踏み込んでいく面がないとできないので、鈍感というより臆病さがあまりないのかもしれません。
有働 とはいえ、アイドル並みに注目されて大変じゃない?
髙島 我々の仕事で一番辛いのは無関心なので、関心を持ってもらうのは何事においてもプラスですね。
川田 私は八幡市出身ではないので、最初は「誰やねん」というシビアな目線が有権者の皆さんや市職員さんに一定程度あったと感じます。でも若さイコール体力がある。従来の市長は行かなかった場にもこまめに足を運んで直接お話を聞き、庁内に持ち帰って議論するという“市長が動く姿”を見せ続けることで応援していただけるようになりました。今では小学生も「あっ、川田翔子だ!」と寄ってきてくれます。
髙島 なぜか皆、フルネーム呼びなんですよね(笑)。選挙で連呼するからか。いろんなイベントにいるし、会えるから話しやすいと思ってもらうことが大事です。他には市民との対話集会を年間16回やっていて、40回目を終えたところです。
※本記事の全文(約8000字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年5月号に掲載されています(川田翔子×髙島峻輔×有働由美子「市長が一番社会を変えられる」)。

