オランダ戦を終えた日本代表の第2戦はチュニジア戦。会場は事前合宿を行ったメキシコ・モンテレイだ。
そのモンテレイでの日本代表の合宿は、地元ニュースでは注目の的だった。日本が初練習を行った6月3日、筆者が現地で乗ったUberのラジオでも日本代表合宿関連のニュースが流れており、運転手も興味津々だった。モンテレイは試合開催都市であり、大会が始まれば試合で盛り上がるし、日本が去った後はチュニジアがモンテレイをベースキャンプ地にするから話題はそちらに移行していく。だが、開幕のおよそ10日前の時点では、日本代表は注目をほしいままにしているように思えた。
日本代表の合宿には多い日で120人程度が取材に訪れ、そのうち40人程度がメキシコメディアだったようだ。テレビからウェブメディア、新聞などメディアの形はさまざまだった。彼らは日本の合宿を取材しどのように感じたのだろうか。2人の記者に話を聞いた。
1人は地元紙エルノルテのヘスス・カルバハル記者。カルバハル記者は49歳、30年以上スポーツジャーナリストの経験がありカタールW杯ではメキシコ代表チーム取材も行っている。
2人目は日刊紙オンセ・ディアリオのヒルベルト・カルバン記者。20代の若手で、昨年行われたクラブW杯でCFモンテレイと対戦した浦和レッズの取材も経験した日本通でもある。2人には同じ質問を行った。2人の記者はそろって日本に対する驚くほどの見識を持ち、高解像度の見解を寄せてくれた。
日本代表合宿は「常に準備が整っている印象」
――日本代表の合宿を取材して、どのような印象を持ちましたか。
カルバハル記者 「とても組織立っていて、運営がしっかりしていると感じました。たとえば、練習拠点の移動のような変更にも柔軟に対応していて、常に準備が整っている印象でした。現場で問題が起きても、その場でうまく解決できるチームだと感じました」
カルバン記者 「モンテレイの同僚たちには、アジア最高のチームを取材するのが私の夢(憧れ)だったと伝えていました。素晴らしい選手たちを目にすることができ、また記者席では親切で親しみやすい人たちに出会えて最高です。総じて、日本は最高峰だと思います」
モンテレイ合宿では、気温やピッチ状態が想定と違うこともあり練習時間や練習会場が何度も変更になった。我々報道陣への連絡や、練習のオーガナイズなどに対し、2人の記者はそろってスムーズだという感想を抱いていた。

