「その覚悟があってピッチに立っている」世間から批判されたことも…
2022-2023シーズンに迎えたカタールW杯では、ドイツ戦からベスト16のクロアチア戦まで、全4試合、トップ下やシャドーで出場した。ドイツやスペインなど世界の強豪を破って番狂わせを起こしたが、大会前は多くの批判にさらされ、1勝もできずに帰国するんじゃないかという声が多かった。コスタリカに負けた時も誹謗する声が増えた。
鎌田は、こうした声について、こう答えた。
「批判があるのは当たり前のことだし、みんなもその覚悟があってピッチに立っている。そういう覚悟がない選手は、この舞台にいれないし、いるべきじゃないと思う。僕自身も本当にうまくいっていないことばかりだったんですけど、いい意味でそういう批判する人たちを裏切ってここまで来た。僕はサッカーの結果でそういう人を変えていけると思うし、見返して行けると思う。僕は、これからもサッカーで証明したいと思います」
そして、こう続けた。
「次の北中米W杯までの4年間にどれだけいいチームになり、いいプレーができる選手が出てくるか、というのが大事になってくる。次のW杯は自分にとっては最後のチャンスになると思うので、自分が代表を引っ張っていく覚悟で、代表のためにやっていきたいと思います」
チュニジア戦で見せたゴールセレブレーションの“意味”
この言葉をなぞるように、鎌田は代表の中心選手としてプレーしてきた。「僕はスター性がないんで」と笑うが、今やチームは鎌田が中心になっている。クリスタル・パレスでも日本代表でもボランチとして攻守の軸になっているが、それはどんな監督にとっても必要な選手になっていることの証左でもある。
カタールW杯から4年、鎌田は有言実行し、チームを引っ張っていく存在になって、W杯に戻って来た。今回の代表は前回と異なり、期待値が非常に大きいが、「W杯優勝」という目標に対しては訝しげな声がSNS上で根強く残っている。
鎌田は、そういう声に対してサッカーで見返していく。
オランダ戦では、小川航基のヘディングシュートを頭で受けてゴールを決めた。W杯初ゴールは小川が喜び過ぎたために、「ゴールセレブレーションを決めていたのにできなかった」と苦笑した。
だが、チュニジア戦で先制点を挙げて電話でトークするゴールセレブレーションを見せた。怪我で苦しんだチームメイトのエディ・エンケティアと約束したパフォーマンスだった。
ボランチだけではなく、2列目としても結果を出した。今大会、鎌田が何者であるか、サッカーで証明してくれるはずだ。
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