攻撃的だった左サイド…森保監督の意図は
――左サイドの中村(敬斗)選手、鎌田選手、田中(碧)選手はかなり攻撃的でしたが、森保監督の意図はどういうものだったのでしょうか。
城 ボールを持てる時間が多いということで、鎌田をひとつ前に上げて、田中碧をボランチにして点を取りにいく狙いでしょう。この3人がいずれも得点に絡んだ動きをしたので、森保さんとしては起用が当たったんじゃないかなと思います。
ただ、守備は、田中碧がうまくフォローしていたので、大きな穴にはならなかったけど、鎌田がプレスバックに遅れたり、守備をサボるシーンがあった。あと、オランダ戦よりも中村が仕掛けるシーンが少なかったですね。
右サイドで光った堂安律の守備
――右サイドは、どう見ていましたか。
城 伊東(純也)は、マークこそされていましたが、フラフラと自由に動いてプレーしていましたし、その動きからゴールが生まれたので非常に良かったです。
堂安(律)は、メイブリとかの動きを見ていて、オランダ戦同様にかなり守備に追われていました。プレスバックして、自陣に戻り、相手をフリーにさせない、チームの勝利のために守備をすると割り切ってプレーしていた。この2試合の堂安の守備は、非常に利いてました。
「選手はプレーして初めてW杯を知ることができる」森保監督の采配は…
――森保監督の選手交代を含めた采配はどう見えていましたか。
城 前半で相手の力が見えていたので、後半は主力を休ませて、もっと早く新しい選手に出番を与えても良かったと思います。森保さんは、石橋を叩いて渡る人だから確実に勝ち点3を考えて慎重だったんだと思うけど、選手はプレーして初めてW杯を知ることができる。
W杯初出場となる鈴木唯人や後藤啓介らを出したけど、時間が短いですよ。特に鈴木唯人は、久保(建英)が不在のなか、ゴール前で変化を起こせる唯一の選手だと思うので、もっと早く出して欲しかった。
スタメンの選手も勝っているので、そこまで得点に意欲的じゃなかったかもしれないけど、若い選手が入って来たので、もっとギアを上げて1、2点取りに行くべきだったと思います。結果が出れば自信になると思うので。

