「教頭が生徒たちと一緒に麻薬をやって…」14歳で引っ越した先での衝撃的な学校生活

――アメリカでも引っ越しをしたとか。

綾花 私が14歳になったときに、母が再婚したんですよ。継父になった再婚相手がウェスタンミシガン大学で教授をやっていたので、大学のあるカラマズーに引っ越すことになって。

 カラマズーって当時は全然聞いたことがなかったし、継父が住んでいた家が森の中というか、自然に囲まれていたので、周りの様子がいまいちわからなかったんですよ。でも学校に通い始めたらビックリしました。

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 学校に入るときに金属探知機で調べられますし、殴り合いの喧嘩が学校でしょっちゅうあって警察沙汰になる。そんな状態だから、警備員が何人もいて。

 同じ学年の男の子が突然来なくなったと思ったら、袋いっぱいに大麻を入れて学校の廊下を歩いていたせいで捕まったと聞いて。これ、私が14歳のときの話ですから(笑)。

 教頭が生徒たちと一緒に麻薬をやってクビになったとか、妊娠している生徒が多すぎて学校内に託児所があったりとか、とにかく荒れていましたね。

――理解が追いつかなかったのでは。

綾花 でもノバイのほうが、ある意味つらかったんですよ。カラマズーは生徒の半分が黒人で、ヒスパニック系もいて、いろいろな人種がいるからこそ差別的な雰囲気がなかった。アジア人は私ともう1人ぐらいだったんですが、むしろカラマズーのほうが居心地はよかったです。

 あと、子どもの頃から母親がかなりメチャクチャな人だったので、びっくりするような事態を目にしても動じない性格にはなっていたと思います(笑)。

 

親から「大学の学費は出さない」と言われ、猛勉強

――高校時代に猛勉強したとのことですね。

綾花 継父と母から、大学の学費は出さないから自分の力で行けと言われていたんです。アメリカの大学って本当に高くて、1年で6万ドル(約900万円)とか、4年間で日本円にして2500万から4000万ぐらいかかるんですよ。

 姉の大学進学のときも本当にドル1枚も出さなかったのを見ていたので、これは本気だなと。そうなると奨学金をもらうために勉強するしかなくて。毎日4時間睡眠ぐらいで必死に勉強してましたね。

 もともと全然勉強ができなくて、母にもバカって言われていたぐらいなんですが(笑)、気合いで教科書を全部暗記して、エッセイも電子辞書を使いながら書きまくって。高校4年間トータルの成績を学年2番で卒業しました。

 母も結構なキャラなんですけど継父もなかなかで。私の物をすべて外に放り出されたこともありました。もう完全に捨てる気満々で。

撮影=石川啓次/文藝春秋

INFORMATION

Rowe綾花さんのX:https://x.com/AyaRowe
ホームページ:https://ayasculture.com/

次の記事に続く 「アメリカ人の継父に家から追い出され…」大学2年で家ナシ→全米トップの研究機関に勤務→起業で年間6000万円以上の利益を出した日本人女性(32)の“逆転人生”

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