「お前が仕事でミスをすれば、彼女と性行為をする」――3000万円という架空の「迷惑料」で教え子カップルを支配した専門学校講師。
男の要求はエスカレートの一途をたどり、悪質な「ポイント制」の性暴力や動画撮影など、狂気の実態が2人を追い詰めていく。
しかし、限界を迎えた教え子の「ある反撃」で事態は急転。公判で「彼女から誘われた」と言い放った鬼畜講師の呆れた弁解と、裁判所が下した厳しい審判とは? 平成21年、大阪で起きたハラスメント事件の結末をお届けする。なおプライバシー保護のため、登場人物はすべて仮名である。(全2回の2回目/最初から読む)
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「体で払うのはどうだ」
「先生、それはあんまりです。3000万円の他に年率18%の利息も払えだなんて……。学生はアルバイトしても、月10万円の支払いがせいぜいです。せめて利息なしの月10万円払いにしてください」
飯田はその申し出を受ける代わりに、由美さんにこんな提案をした。
「それならキミが保証人として、払えないときは体で払うというのはどうだ。それなら利息なしで、総額も1~2割を引いてやってもいいぞ」
