「どうか我々を信用して下さい」
6月17日13時、東京・渋谷のセルリアンタワー東急ホテルで行われた円谷フィールズホールディングスの定時株主総会。集まった約700名の株主に対し、山本英俊社長が冒頭のように語ると、会場は拍手に包まれたが……。
同日朝、「週刊文春 電子版」は、今年「ウルトラマン」放映開始から60周年を迎える円谷プロダクションで大量退職者が出ている実態について報道。同社社員はこう語っていた。
「今年に入り、少なくとも39名の正社員が退職し、さらに13名がグループ会社に出向または転籍する予定です。全社員は約210名でしたから、4分の1近くが円谷プロを去ることになります」
記事の中では、“違法リストラ”の疑いや長時間労働に対して労働基準監督署からの是正勧告が行われた事実も指摘。すると翌日、同社は「一部報道に関する当社の見解について」と題するリリースを発表した。
一部メディアにおいて、当社に関する報道がなされておりますが、これらは当社の公式発表に基づくものではなく、独自の解釈や事実誤認も含まれております
週刊文春の報道を否定した格好だが、現役社員の一人は複雑な胸の内をこう打ち明ける。
「この発表には大きなショックを受けました。お世話になった先輩や同僚が一気にいなくなり、現場の仕事にも支障が出始めています。大量リストラや長時間労働は紛れもない事実なのに……。社内ではいま、取材に応じないよう箝口令が敷かれています」
今回、週刊文春は、4月2日に円谷プロの人事通達メールに添付された“退職者リスト”を入手。「退職者に関するお知らせ」と題された文書には、同月30日付けの退職者として、35名の氏名がズラリと並んでいる。
「いずれも会社からリストラを受けたメンバーです。その後、会社に失望して自ら退職を申し出る人が現れ、退職者は39名まで増加。さらにこの3年間で入社した新卒の10人全員もグループ企業に出向させられ、今年に入って新規採用された社員はたった1人だけ。残された社員に業務が集中しています」(同前)
“退職者リスト”からは、新たな事実も浮かび上がってくる。
この続きでは“退職者リスト”の詳細や、塚越隆行前会長退任の舞台裏、塚越氏への直撃取材、「ウルトラマンテオ」の撮影現場で起きていたトラブルなどについて報じている。記事の全文は現在配信中の「週刊文春 電子版」で読むことができる。
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