W杯2次予選で日本代表に招集…7年ぶりに堂安と談笑も

 しかし、森保監督から声がかからず、カタールW杯のメンバーにも入ることができなかった。海外に行ったぐらいでは代表復帰は望めない。FWとして活躍してからこそと理解し、小川は持ち味であるヘディングに磨きをかけた。

 2024年3月、W杯2次予選の北朝鮮戦で小川は5年ぶりに日本代表に招集された。代表チームで堂安と談笑している姿は、U-20W杯以来7年ぶり。長い時間を経ての再会は、エモーショナルな出来事だった。

 小川はコンスタントに代表入りを果たすようになったが、なかなか1トップに定着ができなかった。森保監督は、センターFWにポストプレーを要求していた。相手DF陣を背負いながらパスを受け、ボールをキープして味方の攻撃参加を促したり、反転してシュートを狙うなど攻撃の起点となるプレーだ。小川は、このプレーの精度がもうひとつだった。

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 一方、上田はポストプレーの質を高め、2025‐2026シーズン、フェイエノールトで得点王に輝き、代表のレギュラーを勝ち取った。ただ、森保監督は、小川の得点力を高く評価していた。

©JMPA

北中米大会で初のW杯メンバー入り「正真正銘のゴールを決められるように」

 アジア最終予選、途中出場となったサウジアラビア戦で追加点となるヘディングゴールを決め、中国戦ではヘディングを2発決めた。上田に指定席は譲ったが、それでも点を取れるFWとして、小川は北中米大会で初めてのW杯メンバー入りを果たした。

 壮行試合のアイスランド戦では、途中出場から決勝点となるヘディングシュートを決めた。それから波に乗るように、W杯初戦のオランダ戦でも自らのヘディングをゴールに結びつけて、勝ち点1を勝ち取った。

 森保監督は、小川投入の際には、クロスの質が高い菅原由勢や伊東純也をサイドに置いている。そこに小川のヘディングへの期待が読み取れる。

「ここから先、決勝までずっと続いていくので、しっかりと正真正銘のゴールを決められるようにしたい」

 W杯での得点も、自分の先を走っていた堂安とのピッチでの共闘もまだ実現していない。遅れて来たヘディングマスターは、今後の試合でいくつやりたいことを叶えるだろうか。

堂安との共闘も期待される(本人のInstagramより引用)

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