「旧清和会が2つに分裂している。しかも、よりによって命日に……」
そう嘆息するのは、旧清和会の閣僚経験者だ。安倍晋三元首相が凶弾に斃れてまもなく4年。故人を偲ぶ会を巡り、なんと“内ゲバ”が起きているという。
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「『俺についてこい』と言われても…」
今年2月の衆院選で大勝した自民党。「5人衆」として旧清和会を率いた西村康稔選対委員長(63)、萩生田光一幹事長代行(62)も、高市政権下で裏金事件からの復権を遂げた。
「旧清和会の“裏金議員”は24年衆院選で27人が落選したものの、今年の衆院選でほぼ全員が復活。直後の2月25日には西村氏や萩生田氏が主催して会合を開き、約20人が集まりました」(政治部デスク)
ただ、そんな西村氏らに反発する声もあるという。
「裏金事件の最中、責任を取らないどころか所属議員を冷たく扱った。自分たちだけ要職に返り咲いて『俺についてこい』と言われても、当時の不信を払拭できていません」(若手議員)
西村氏とバトルする「もう1人の西村」の存在
それでも、7月8日の安倍氏の命日を前に偲ぶ会を開こうとしているという。
「昭恵夫人の予定も押さえたそうですが、8日当日ではなく、15日に開くことになった。場所は政治家御用達で知られる中華の名店と聞きました」(中堅議員)
なぜ、8日に偲ぶ会を開けなかったのか。実は「もう1人の西村」が、その日程を押さえていたのだ。西村明宏元環境相(65)である。
「2003年に初当選で、康稔氏とは同期です。出世レースでは康稔氏に後れを取ったものの、第2次安倍政権で官房副長官に就任。岸田政権時代に環境相として初入閣を果たしました」(前出・デスク)
だが明宏氏は24年の衆院選で落選。以降、同じ落選者と連絡を取り合って会合を開き、皆を励ましてきたという。当選同期の宮下一郎元農水相も続ける。
「昨年6月、旧安倍派の解散手続きなどで実質的に中心となってくれたのも、明宏さんでした。派閥解消後の人望も厚い方です」


