日本人が月に立つチャンスは少なくとも「2回」
2024年4月、日本とアメリカの政府間で、アルテミス計画における日本の月面探査協力について合意が交わされました。これにより、NASAは将来のアルテミス計画で、日本人宇宙飛行士による月面着陸の機会を2回提供することが確認されています。
日本は月面探査に使う与圧ローバの提供を担います。宇宙航空研究開発機構(JAXA)とトヨタ自動車が共同で開発している与圧ローバ、愛称ルナクルーザーは、宇宙飛行士が月面で長距離を移動しながら活動するためのキャンピングカーのような車両です。
JAXAの山川宏理事長は、「JAXAとしてはできるだけ早く、日本人宇宙飛行士を月面に届けたい」と話していますが、どの日本人宇宙飛行士が月面に向かうのかは現時点では決まっていません。現在JAXAに在籍する現役宇宙飛行士は、星出彰彦さん、油井亀美也さん、大西卓哉さん、金井宣茂さん、そして前回の宇宙飛行士選抜試験を経て選ばれた諏訪理さん、米田あゆさんの6人です。
月へ向かう宇宙飛行士はどう選ばれるのか
では、月面着陸ミッションに搭乗する日本人宇宙飛行士は、どのように決まるのでしょうか。山川理事長によれば、搭乗者はNASAと日本政府、関係機関との調整を経て決まります。アルテミス計画では、打ち上げごとに求められる能力や実施する作業が変わるため、それに合う宇宙飛行士を国際的な調整の中で選ぶことになります。