グループリーグ第3戦スウェーデン戦の2日前、ナッシュビルで日本代表が練習を行っている間のことだった。グループKの第2戦ポルトガル対ウズベキスタンが始まり、2月に41歳になったクリスティアーノ・ロナウドが前半だけで2ゴールを挙げた。直後の取材対応の中で39歳の長友佑都にはこのゴールに対する感想が求められ、長友は感じよくそれに応じた。

「見ましたよ。言葉が出ないですよね」

 言葉が出ないとしつつ、なんとか言葉を探す。

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「でもね、すごいね。(自分と)年齢も同じような年齢で、あれだけ世界の舞台で活躍している。なかなか感情を表す言葉が出ないぐらいすごい。すごいを通り越す域に入ってますよね」

長友佑都 ©JMPA

39歳でW杯出場、「5大会以上」の栄誉は6人だけ

 今大会では長友とロナウドに共通項が生まれた。5大会以上出場選手のユニフォームには“レガシーパッチ”なるパッチを貼り付け、その栄誉を讃えることになった。今大会は48カ国出場し、各チームが26人を擁する大規模大会ではあるが、対象者はわずか6人。ロナウドと、その永遠のライバルであるリオネル・メッシ、メキシコのGKギジェルモ・オチョア、ドイツのGKマヌエル・ノイアー、前回大会では日本が苦杯を喫したクロアチアのルカ・モドリッチ、そして我らが長友だ。だが、ロナウドと大きく違うのは、この日の時点では、長友はまだ出場していなかったこと。記者陣から問われずとも自分の出場に思いを馳せた。

「ま、日本でも(次戦以降)勝つことになって、僕なんかが決めることになれば面白いんじゃないですか? 盛り上がるんじゃないですか? (得点も)狙えるところがあればもちろん狙っていきたいですけど、チームが勝つことをするだけです」

 実際に、スウェーデン戦で長友に出番は回ってきた。すでに1-1となっていた75分、左サイドの中村敬斗に代わっての出場だった。