「とんでもない睡魔に襲われました」
――体調の変化などは大丈夫でしたか?
長距離さん 2日目の夜、街灯がひとつもない真っ暗闇の中、木のトンネルを進んでいく所があるんです。その時間帯には、幻覚や幻聴の症状が出た参加者もいたと聞きました。
私自身も、3日目の深夜2時頃、平地に降りたところでとんでもない睡魔に襲われました。普段の100キロ前後のウォーキングでは眠くなることなどまず無いので、初めての経験で対処法がわからなくて。
次のエイドまで2時間以上、起きているのか寝ているのかよく分からない状態のまま、足だけを動かして歩き続けました。
――だ、大丈夫だったんですか……?
長距離さん 夜が明け始めた午前5時頃、なんとか次のエイドに到着しました。完全に寝ぼけた状態でしたが、そこにいた他の参加者の方やボランティアスタッフの皆さんが声をかけてくださって、フッと眠気がおさまりました。
強烈な眠気を覚ますには「誰かと話すこと」が有効なのかもしれません。あとは、短くても仮眠を取るべきだったと思います。
――そこから最後まで歩き切られたのですね。
長距離さん スタート地点の広場まで戻ってきた時は、やはり込み上げてくるものがあり、本当に感慨深かったです。素晴らしいサポートで支えてくださった運営スタッフやボランティアの皆さんには、感謝の言葉しかありません。
全長200キロを歩き切るという途方もないイベントでしたが、コースは非常に変化に富んでいて、朝・昼・夕・晩と移り変わる琵琶湖の景色を楽しむことができました。
正直、きついことの方が圧倒的に多かったのですが(笑)、あの瞬間の達成感がどうしても忘れられず、実は2026年に開催された第2回大会にも参加しています。
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