——韓国では、監督自身が演じることが結構ありますね。インディペンデント映画出身の監督は特に。例えば、ク・ギョファンさんがドラマ「怪異」でご一緒したチャン・ゴンジェ監督も、時々俳優として出演していることがあります。
これは韓国に限った特別なことではなくて、日本にもおそらく演技もしつつ演出もするという監督がいらっしゃると思います。それは個人のやり方の一つであると思いますし、また、映画を愛する方法の一つであるとも思いますね。
——確かに。とても勉強になります。
僕は今日、本当に大事な情報を差し上げましたね(笑)。キム・ドヨン監督が新人女優賞を受賞したことがあると伝えたのは、このインタビューが初めてです。本当に独占です(笑)。
愛には様々な姿がある
——独占情報、どうもありがとうございます! 先ほど出演の理由にムン・ガヨンのお名前を挙げていましたが、共演した感想を教えてください。
ムン・ガヨンさんは、一緒に演技をしていると、感情的にたくさんのインスピレーションを与えてくれる方だと思います。僕は演じるとき、着地目標は同じでも、テイクごとに何か変化を求めるというか新しいことを試すタイプなのですが、ムン・ガヨンさんも同じ演技スタイルなんですね。彼女も毎回、何か新しいことをトライしてくるので、今回本当に良い出会いだったなと思います。
——ク・ギョファンさんが演じるウノと、ムン・ガヨンさんのジョンウォンは、10年前に愛し合っているのに別れます。この選択についてどう理解しましたか? 駅での別れの場面は切なくて、観ている側としてはとてももどかしく感じました。
それについて、僕が何か定義することは難しいように思います。愛というものには様々な姿がありますし、宇宙の数、星の数ほど色々な状況があるでしょうから。ですが、もどかしいというのは僕も同じです。そして、あの駅のシーンをどのように解釈するのかは、観客の皆さんにお任せしたいと思います。

