カマたくさんは不眠症になり、姉は祖母に振り回されて過呼吸に…

――カマたくさんはあまり眠れていなかったのではないですか。

カマたく ずっと付きっきりで見ているのと、寝ていても起こされるので、眠れない日も多かったんです。「クイックルワイパー」で顔を拭かれたら眠れませんよ(笑)。だからもう不眠症になってしまって、睡眠導入剤に頼る日々でした。

 近くに住む姉も、子育て中だったけど、この時期にすごく積極的に介護に来てくれていたんです。でも、数分ごとに感情が変わる祖母に振り回されたり、突然「私は虐待されています!」と叫んだりされるので、過呼吸になってしまって。

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――ご家族は極限の状態だったと思いますが、お母さまやお姉さまとの雰囲気が悪くなるようなことはなかったのでしょうか。

カマたく 仲が悪くなることはなかったですね。むしろ、結束が強まったというか。基本的に、家族間で押し付け合うようなことはしないし、「自分よりこの人の方が大変だろうから」と相手を思いやれるような関係なので、みんなが「それぞれやるべきことをやろう」と冷静に対処をしていたと思います。

 私自身は大丈夫だったんですけど、私は何より母が崩れていくのが一番しんどかったんです。もちろん祖母のことも心配ですけど、とにかく「この状況で母をどう支えるか」というのが私にとっては一番大変でした。

 

「本当にキツかった」想像以上に大変だった在宅介護

――実際に在宅介護を経験してみて、想像以上に大変でしたか。

カマたく そうですね。「対戦相手がニワトリだと聞いていたのにダチョウが出てきた」くらいのギャップです(苦笑)。本当にキツかったです。

 祖母の認知症の症状は結構、激しいタイプで、「しゃべる、動く、騒ぐ、殴る」というアグレッシブな症状が主だったので「思ったよりすげえな」と思いましたけど、とにかくやるしかないという感じでしたね。