――たくさん食べるのは、常にお腹が空いていたからなのでしょうか?
やせるくん それよりも「お腹が空きたくないから、食べていた」という方が近いかもしれません。
「うえっ」てなるくらいまで食べたらやっと満足して、でも2、3時間するとなんだかソワソワしてきて、お腹が空いていなくても何かを口に入れないと気がすまないんですよ。
今考えると、物心つく頃から食べすぎの人生を送ってきたから、満腹中枢がおかしくなっていたんだと思います。
高校時代に140kgまで到達…お寿司100貫、焼肉30人前を食べる驚きの食生活
――それで、中学生で120kg、高校生では140kgまで増えていった。
やせるくん はい。身長は小学6年生の頃から変わらず165cmで、体重だけがどんどん増えていって。でも、食べるのをやめられないんですよね。
一番太っていた高校生の頃は、朝からラーメンを2玉とマヨネーズを盛り盛りご飯にぶっかけたマヨネーズ丼を3杯、それに焼肉をおかずにして、さらに締めに卵かけご飯を食べていました。
高校には弁当を持っていくんですけど、学校について2時間くらいですべて食べきって。で、昼は売店でお弁当を買って食べて、学校が終わったらまた売店でおにぎりを2個買って、食べたら部活に行って。
部活が終わったらまたお腹が空くからおにぎりを買って食べて、家に帰ったら夕飯を食べて、寝る前にも夜食としてポテチやアイスを食べて……という感じの生活を送っていました。
――1日に、7食くらいは食べていたのですね。
やせるくん その生活が当たり前でしたね。当時は、ラーメンの替え玉なら10玉、お寿司なら100貫、焼肉は30人前くらいは食べていました。
――そんなやせるくんの食生活を見て、ご家族から何か言われたりは?
やせるくん 太り過ぎで、寝てる間に息が止まっていたらしいんですよ。だから、家族はすごく心配していたと思います。「このまま太り続けていたら、手術することになるよ」と脅されていたときもありました。それでも、全然痩せられなかったんですよね……。
撮影=鈴木七絵/文藝春秋
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