中古車販売店社長のその後

 私は意気揚々と再び株式会社ロードスターのオフィスに向かった。証拠(確認書)を手に調査先へ向かう時間ほど、胸が高ぶる瞬間はない。

写真はイメージ ©getty

「こちらで取引の内容を確認しております」

 私がそう告げると、柴田社長はしばらく無言でそれを眺めていたが、やがて乱暴に紙を押し返した。

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「わかった。もういいよ。税金払えばいいんでしょ。いくらでも持ってってくださいよ」

 その声には開き直りとあきらめが入り混じっていた。

次の記事に続く 覆面調査のために訪れたのは風俗店『抜きっこ俱楽部』…サービスを受けた税務署員が「もう二度と行きたくない」と語るワケ