今も多くの人たちに歌われる『離したくはない』やミリオンシングル『Bye For Now』など、数々のヒット曲を世に出した伝説のロックバンド「T-BOLAN」。2025年から“ラストライブツアー”と銘打った全国公演を敢行しており、8月10日東京・日本武道館でいよいよラストライブを迎える。

 T-BOLANはこれまで解散や活動休止を繰り返してきたが、ベースを担当する上野博文さん(61)は個人的にも壮絶な体験をしてきた。2015年にくも膜下出血を発症し、「開頭手術」という頭蓋骨を外す手術を経験。数カ月にわたって意識不明状態が続いた。その後、懸命のリハビリによってステージへ復活を果たしたが、2025年には「ステージ4の肺がん」を公表している。

2015年にはくも膜下出血で倒れ、数カ月を意識不明状態で過ごした上野さん。その後、奇跡的に復活を遂げた。写真は当時の退院後、2016年のカウントダウンライブにて復帰した際の1枚(撮影:田中聖太郎)

「背骨がつぶれている」最初はがんだとは思わなかった

 上野さんが体調の異変に気付いたのは、2025年の1月だった。インフルエンザに感染して、無事に熱は下がったのに咳が止まらない日々が続いたという。2月になっても体調は「快復した」とまでは言えず、病院や薬を変えた。しかしそれでも、良くならなかった。

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「3月には『咳喘息』と診断されました。ところが、4月に入ると腰も痛くなってきて、だんだん、夜に寝られないほどになったんです。横になれないほど痛くて……」

 まだこの時点では「がん」だとはつゆほども思わなかった。整形外科で診てもらうと「上から7番目の背骨がつぶれている」として、圧迫骨折の診断も受けていた。T-BOLANの海外公演もあったが、その際はコルセットを装着し、痛み止めも飲みながらなんとかステージをこなしたという。

©志水隆/文藝春秋

「ああ、がんなんだ」医師が大慌てになるほど、腫瘍は大きくなっていた

 ところが帰国後、歩くのがつらいほどの痛みに襲われるように。あらためてCTやMRIといった検査を受けると、医師が大慌てになった。

「先生が『大変です! 大きな腫瘍ができています』って言うんですよ。慌てて撮影した写真をスクロールしまくって何が何だかわからないほど、先生の方が焦っていました」

 翌朝、がん研究会有明病院であらためて検査をすることに。すると、右肺に5センチ大の腫瘍、さらに脳を含め全身に転移していた。結果、「ステージ4」との診断が下されている。


 当時、立っているのはもちろんベッドに横になってじっとしていることすらできないほど、全身を痛みが襲っていたという上野さん。そこからどのような治療を経て、最後の全国ツアーをまわるほどの“復活”に至ったのか――続きは以下のインタビュー全文でお読みください。

INFORMATION

●チケット情報
T-BOLAN LAST LIVE FINAL CHAPTER
2026.08.10 NIPPON BUDOKAN
This Journey Never Ends-
日時: 2026年8月10日(月) 開場 17:30 / 開演 18:30
会場: 東京・日本武道館
詳細はこちらまで→ https://t-bolan.bzone.co.jp/special/last-live-budokan/#additional-sale


お問合せ:DISK GARAGE https://info.diskgarage.com/
T-BOLANオフィシャルサイト:https://t-bolan.bzone.co.jp
武道館公演特設サイト:https://t-bolan.bzone.co.jp/special/last-live-budokan/

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