「どこの国の方なの?」「くるくるの髪がかわいいね」子どもを持って変化した“周囲とのコミュニケーション”

――お子さんができたことで、地域の中での交流にも変化がありましたか。

yurio 3人でいるとめっちゃ話しかけられることが多くて。この前も近所の子連れのお父さんが田んぼでカエルを捕まえてて、「こんにちは」と遠くからわざわざ話しかけてくれました。

 日本人同士だったらなかっただろうなという会話が、夫や子どもによって発生することは結構あります。「どこの国の方なの?」とか「くるくるの髪がかわいいね」とか。コミュニティができるのはうれしいので、好意的なものを感じるとありがたいですね。

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――前回、差別的な視線を感じてきたというお話もありました。

yurio 嫌な言動ももちろんあるんですけど、子どもがいると温かい目で見られることが増えました。

 私たち自身、これまで夫婦2人の時は常にバリアを張っていたというか、どこか戦闘モードだったんですよね。だけど、子どもができてから雰囲気もふわっとして。だから話しかけられることも多くなったのかもしれないです。

「少しでも外国の人、マイノリティの人たちが住みやすい社会になってほしい」

――お子さんを持ったことで音楽性に変化はありましたか。

yurio めっちゃありました。息子が生まれて、やりたい音楽をちゃんと作ろうと思えるようになったというか。

 昔モラハラ男と付き合っていたからなのか、ずっと心にぽっかり空いてるものがあったんですけど、息子によってその穴が埋まった気がします。

 今ははじめて自分のことが好きでいられているし、ネガティブじゃなくなりましたね。

シンガーとして活動しているyurioさん

――国際結婚をされているお立場から、社会に望むことを教えてください。

yurio とにかく特殊な目で見られない世の中になってほしいですね。若い世代ほどミックスであろうとなんだろうと気にしない子は増えていると思いますけど、一方で、“クールな黒人と友だちの俺”みたいな、マスコット的な扱いをされることもあって。

 本人にその気はなくても、当事者からしたらルーツとかをいいように使われてるわけで、やっぱりそれも差別なんじゃないかと。

 だから、少しでも外国の人、マイノリティの人たちが住みやすい社会になってほしいと思っています。究極は、私たちの存在が特別気にもされない社会なのかなと思いますけどね。

写真提供=yurioさん

最初から記事を読む 「黒人の下半身に惹かれて結婚したんだろ」ケニア人男性と結婚した日本人女性(31)に“誹謗中傷”殺到…本人が語る、日本で感じる“外国人差別”のリアル

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