両親ともに知的障害を持ち、乳児院、児童養護施設で育ったNEXT-GOさん(32)YouTuberやラッパーとして活動する彼が、壮絶な幼少期を明かした。
伯父から「お前ら2人とも出てけ!」と…
NEXT-GOさんは小学3年生の時、自分の境遇をはっきりと理解した。道徳の授業で「両親の似顔絵」を描く課題が出たが、親の顔が思い浮かばない。手が止まっている彼に気づいた先生が「施設の先生の似顔絵でも良いよ」と告げた言葉で、自分が「普通」ではないと突きつけられ、頭が真っ白になったという。
小学4年生の夏、母方の実家へ試験的に帰省すると、そこは想像を絶する過酷な環境だった。アルコール依存症の伯父による暴力、家にいない母親。やがて伯父に「お前ら2人とも出てけ!」と追い出された母子が向かった先は、母親の高齢の彼氏が暮らすゴミ屋敷だった。
学校にも行けない不衛生な環境が数カ月続いたある日、NEXT-GOさんは児童相談所の担当者の名刺と貯めていた現金を手に、意を決して公衆電話からSOSの電話をかけた。
「先生は電話口で『探してたぞ! 無事か! どこにいるんか?!』と言ってくれた」とNEXT-GOさんは振り返る。
施設に戻り、規則正しい生活や温かいご飯、清潔なベッドのありがたさを実感した。「厳しいと思っていた施設のルールは、僕たちを守るためのものだったと理解しました」と彼は語る。その後、彼は実の父親に会うことになるが、父親も母親同様、知的障害を持っていることがわかった――。
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