乳児院、児童養護施設で育ったNEXT-GOさん(32)。母親の高齢の彼氏が暮らすゴミ屋敷から救出された後も、里親との別れや施設への出戻りを繰り返した少年時代を語った。

幼少期のNEXT-GOさん

裸足で里親の家を飛び出し、「戻らなくて大丈夫」と告げた日

 里親のもとで、初めて「家庭の温かさ」を知ったという。誕生日ケーキや学校行事への参加など、当たり前の日常がNEXT-GOさんにはすべて初めての経験だった。養子縁組の話も進み、一度は法的に名前が変わるほどだった。

 しかしある朝、些細なことから里親と大ゲンカになり、思春期の衝動から裸足で家を飛び出したそうだ。児童相談所で「本当に戻らなくていいんだね?」と念を押されたが、意地を張り「大丈夫」と答えたという。

ADVERTISEMENT

「母親に会いたかったわけではなく、母親の家なら『ルールが緩いだろう』という打算があっただけです」と当時を振り返る。

 施設に戻っても反抗的な態度は続いたが、中2で転機が訪れる。児童相談所の先生が涙ながらに「このままでは何もできない人間になるぞ」と本気で叱ってくれたという。その熱意に心を動かされ、「そこからは人が変わったように勉強に打ち込んで。合計1年以上まともに学校に行けていなかったので、必死で取り返そうと頑張りましたね」と語る。

 それでも高校では授業についていけず、劣等感から2年で中退。しかし、中退から1年後に自身で働いて貯めたお金で通信制高校に編入し、働きながら2年半遅れで高校を無事卒業したという。

 高校を中退して1年後、孤独を感じながら毎日を過ごしていた最中、突然「お前の父親が見つかった」と知らされ、18年間存在すら知らなかった父親と対面することになる。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。次のページでぜひご覧ください。

次のページ 写真ページはこちら