父親との印象に残っている思い出
――お父さんとの思い出で印象に残っていることはありますか。
ジェシカ 父がアメリカに行く直前くらいから、一緒にご飯に行くようになって、初めてちゃんと話せるようになった感じがしました。「学校どう?」って聞いてくれたのも、そのころが初めてで。私が好きな漫画を教えたら、『犬夜叉』の全56巻を買ってくれて、今でも大切にしています。それだけが家にある本棚に並んでいます。
そんなふうだからこそ、父が亡くなったことがじわじわと来るんですよ。たまに思い出しては、そのたびに遅ればせながらも少しずつ実感が湧いてくる感じ。
――お母様は日本でどのようなお仕事を?
ジェシカ 母は日本に来てからずっと介護の仕事をしていて、本当に苦労したと思います。30代半ばでコンゴの看護師の仕事を辞めて来日して、一度も実家に帰れていない。親にも会えていない。そういうことを考えると、すごいなと思います。
――ちなみに高校最後の試合の結果はどうでしたか?
ジェシカ 自分たちの代で、何十年ぶりかとなる決勝進出を決めました! それまでの代では行けなかったところまで行けたんですよ。最高の成績で終われたと思っています。
――大学もバレーボール推薦で入学したそうですね。
ジェシカ 正直、大学に行きたいというよりも、東京に出たい気持ちが大きかったです。静岡や岐阜の大学からも声を掛けてもらっていたんですが、どうせ富山から出るなら東京がいいと思って。某大学のスポーツ科学部に特待で入りました。できたばかりの学部で、私が入ったときはまだ最初の先輩の代が卒業していないくらいの時期でしたね。
場所は最高でした。キャンパスも世田谷でしたし。でも、大学時代が人生でいちばんしんどかった時期ですね。
――一体なにが?