コンゴで生まれ、5歳で来日したジェシカさん(27)。自身のYouTubeチャンネル「@見た目だけ外国人の生活」で“日本育ちの黒人女性”として抱えている日常の悩みや本音を発信している。

 そんな彼女に、つらかったバレーボールからの解放、就職して訪れた虚無感、SNSを始めたきっかけなどについて、話を聞いた。

◆◆◆

ADVERTISEMENT

大学卒業を機にバレーボールと決別し、IT企業に就職

――バレーボール特待生として大学に進むものの、ついに大学3年でバレーボールを続けることに限界を感じたそうですが、それでもなんとか踏ん張ったわけですか?

ジェシカ 富山に帰ったこともあります。親に泣きながら電話して「大学もやめる」と言っていたくらいで。お母さんは「そんなにつらいならいいんじゃない」と言ってくれて。でも監督の説得もあって、同期の子に初めて本当のことを全部話したんです。そこで支えてもらえると分かって、じゃあ最後まで頑張ろうと。4年生でメンバーにも戻りました。

 それに大学4年間、監督には金銭面や精神面でとてもお世話になっていたのもあり、自分のためというよりは監督への恩返しのつもりで大学バレーを続けようと思って。

 ただ、毎日部活に行くのがストレスだったことは変わらなかったです。今思えば、バレーボールだけじゃなくて、好きなことを自由にできない、常に制限されているという感覚が根底にあったんですよね。

日本で育ったジェシカさん

――大学卒業を機にバレーボールとは決別を。

ジェシカ 引退してからボールは一切触っていないですし、テレビでも見ないです。やり切った感覚ですね。

――卒業後は就職されたのですか。

ジェシカ バレーボール部の監督に紹介してもらって、IT企業で事務として3年間働きました。在留資格の更新要件を満たすために週28時間以上働く必要があったので、監督に相談したら「だったらちゃんとした職場のほうがいい」と繋げてくれて。面接でも気に入っていただけたので、そのままお世話になることにしました。

 それをきっかけに東京から郊外に引っ越して、就職するタイミングでお母さんも富山から来てくれて一緒に住むようになったんです。