ジェシカ 入部してすぐに試合メンバーに入ってしまったんです。強いプレッシャーもあったし、ガムシャラで一つの面しか見れない性格だったので、同期とはなんとなく仲良くなるタイミングを見逃してしまって。最初からずっと先輩たちと行動していました。私自身も人見知りで、なかなかコミュニケーションがうまく取れなくて。気づいたらみんなと微妙な距離感ができてしまいましたね。
「否定されるのが怖くなるほど臆病になってしまって」
――部活動が一日の大半を占めるわけですよね。そういう状況だと、しんどさしかないですね。
ジェシカ そうなんです。キャンパスの友達とは楽しくやれていたんですが、部活にいる時間のほうが圧倒的に長くて。部活で浮いてしまっていると、ずっとしんどいんです。でも、特待だから部活をやめたら大学もやめることになる。本当に出口がない状況でした。
――下宿もされていたそうですね。
ジェシカ 私を大学に推薦してくれた先輩のご家族のおうちに住まわせてもらっていたんですが、バレーに対するプレッシャーから、なかなか下宿先のご家族には心を開くことができなくて。だんだん閉じこもっていったら、向こうも攻撃的になっていって、悪循環でした。
その経験があってからは、何か意見を言って否定されるのが怖くなるほど臆病になってしまって、傷つかないように防衛本能からか、自分から心を開かなくなりました。
結局その下宿先を出ていくことになって、その後はワンルームを探して一人暮らしを始めました。
――生活環境は変わっても、しんどい部活には絶対に出ないといけないですよね。
ジェシカ 入学してすぐの春のリーグで新人賞をもらってしまったので、周囲からの期待値が上がりすぎてしまっていたんですよ。そのプレッシャーの中で怪我もして、メンバーからも外れて。「バレーボールができないなら大学にいる意味がない」という状態になって、バレーボール自体への向上心もなくなってしまったんです。とうとう大学3年で限界を迎えてしまいました。
ただ、当時は自分は被害者だと思っていましたけど、今振り返ると私も周りを見れていなかったり、気付かないうちに相手に不快な思いをさせていたかもしれないので、どちらかが悪いという話ではないのですが……。
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