暴力団がらみの事件が続々…福岡県議会の “暗黒史”

“暗黒史”を辿ろう。

「いくつかの暴力団絡みとみられる事件がありました。例えば古くは1992年、前年の県議選に出馬した男性が、暴力団の開いたサイコロ賭博に参加した容疑で逮捕されました」(同前)

 2003年には企業からの献金未記載・虚偽記入問題で県議が逮捕された。この県議は過去に、事務所員を暴力団組長の銀婚式に参加させていた。

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「県警は当時、献金元にも暴力団関連企業が含まれるとみて捜査。自宅などから謎の6億円が見つかりましたが、出処のすべては解明されませんでした」(同前)

 04年には、逆に暴力団組員による県議宅への発砲事件も発生している。

平成での現職県議の相次ぐ逮捕と令和で起きた“トランポリン汚職”や“カツアゲ”

 県議会の体質を垣間見せた事案はまだまだある。

「92年には政治倫理に関する意見書を可決したのですが、東京都議会の文書を丸写ししたことが発覚。その90年代には収賄などで現職県議の逮捕が相次ぐ中、なぜか議場のすぐそばで県議同士の暴行騒ぎも発生している」(同前)

定数87の議員が集う議場(県議会ホームページより)

 また西日本新聞の報道によれば、かつては4年で100万円の「海外視察費制度」が存在。08年までは各議員に「背広やスーツケースの新調費」も支給していたという。濡れ手で粟だ。

 さらに、近年も……。

「23年にはベテラン県議が次男を“世襲”で受からせようとして買収約束で逮捕。そして昨年には“トランポリン汚職”と呼ばれる事件で、議会で便宜を図った見返りに業者から5000万円以上を受け取ったとして、別の元県議が逮捕・起訴。公判では否認しているようです」(同前)

 他方で同じく昨年には不倫疑惑を向けられ、「一般女性と不適切な関係があった」と述べて辞職した県議もいた。

 以上、ここまで振り返った事案は氷山の一角だ。

 今回の金銭授受を告発した吉松県議が改めて言う。

「県民はしっかり見ています。証言者はどんどん出てくると思います。高額視察など県民への“カツアゲ”も判明している今、ここで終わらせなければならない」

 はたして、修羅の県議会はクリーンになれるのか。

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