20歳で半年間に70キロの減量を成功させ、ダイエット系インフルエンサーとして活躍するやせるくん(25)。

 だが高校生の頃、その体重は140キロに達していた。家族に「手術になるよ」と脅されても食べることをやめられなかった、壮絶な子ども時代とはどのようなものだったのか。

現在のやせるくん ©鈴木七絵/文藝春秋

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1日7食、お寿司100貫、焼肉30人前…驚異の食生活

 やせるくんは生まれた時から体が大きかったと振り返る。小学1年生で50キロ、小学6年生で80キロ、中学3年生で120キロと、年を追うごとに体重は増え続けた。食べる量も桁外れで、「小学1年生の頃には、1人でお寿司30貫は食べていました」という。

 高校生になると食生活はさらに過激になった。朝はラーメン2玉とマヨネーズ丼3杯、焼肉をおかずに締めの卵かけご飯。学校では持参した弁当を2時間で食べ切り、昼は売店でさらに購入。

 部活後にもおにぎりを買い、帰宅後は夕飯と夜食のポテチやアイスと、1日7食が当たり前だった。「当時は、ラーメンの替え玉なら10玉、お寿司なら100貫、焼肉は30人前くらいは食べていました」と本人は語る。

体重140kg時代のやせるくん(本人提供)

家族から「このまま太り続けていたら、手術することになるよ」と警告されたが…

 なぜそれほど食べ続けたのか。やせるくんは「お腹が空きたくないから、食べていた」と表現する。満腹になってもわずか2〜3時間後にはソワソワし始め、何かを口に入れないと気がすまない状態だったという。

「物心つく頃から食べすぎの人生を送ってきたから、満腹中枢がおかしくなっていたんだと思います」と自己分析する。

 野球を10年以上続け、50メートル走を13秒で走るなど「動けるデブ」だったやせるくんだが、体重の増加は止まらなかった。

 就寝中に呼吸が止まるほどになり、家族から「このまま太り続けていたら、手術することになるよ」と警告されても、食べることはやめられなかった。

 その後、高校卒業後に糖尿病と診断され、20歳でついに一念発起。劇的な変化の物語は、インタビュー本編で詳しく語られている。

〈つづく〉

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