ダイエット系インフルエンサーとして活躍する「やせるくん」(25)は、高校時代に体重140キロに到達し、高校卒業後に糖尿病と診断された。

 その後20歳で一念発起し、半年で70キロの減量に成功。SNSでその劇的なビフォーアフターが大きな話題を呼んでいる。減量前、彼の体にはいったいどんな異変が起きていたのか。

70kg減量した現在のやせるくん ©鈴木七絵/文藝春秋

◆◆◆

ADVERTISEMENT

「なんか最近おかしいな」涼しい店内で立っているだけなのに喉がカラカラに

 体重140kgを抱えていたやせるくんが、はっきりと「異変」を感じたのは高校卒業後のことだった。ドラッグストアでアルバイトをしていた当時、涼しい店内で立っているだけで激しい口の渇きに襲われた。「2、3時間で4リットルぐらい水を飲んでも、なんか物足りないんですよ」と、やせるくんは振り返る。

 さらに食後には毎回「異常なほどの眠気」に悩まされ、「なんか最近おかしいな」と感じながら、通っていた専門学校の健康診断を受けた。その結果、再検査の通知が届き、病院を訪れると「糖尿病」との診断を受けた。

怪獣のようないびきをかいていたという(本人提供)

「食べられないくらいだったら、どうなってもいいや」と自暴自棄に

 診断後は近くの糖尿病専門病院に通い、飲み薬での治療を開始した。医師からは「太りすぎが原因だから痩せたらよくなるよ」と告げられたが、努力しても体重は140kgからほとんど動かなかった。

 変化が見えない日々が続くなか、やせるくんはしだいに通院もしなくなっていった。食事量もほとんど変わらなかったという。「食べられないくらいだったら、どうなってもいいや」という自暴自棄な気持ちが、食欲に勝てなかったのだ。

 それでも20歳のとき、やせるくんを動かしたきっかけが訪れた。「恋の力が糖尿病に勝ちました」——本人がそう表現するほど、ある女性への思いがダイエットへの本気の決意を生んだ。

 いかにして半年で70kgもの減量を達成したのか、詳細はインタビュー本編で詳しく語られている。

〈つづく〉

次のページ 写真ページはこちら