新しい世界の光と影
成田 自分が求めていたものとは、違うぞ、と。
水原 自分の好きなものがすごいニッチなんですよ。雑誌でいえばずっと『i-D MAGAZINE』とか『DAZED』といったロンドンの雑誌のファンで、ファッションと写真芸術が大好きでした。だから写真家のフォトブックとか、その当時のスーパーモデルとか、そういうところが自分の中で一番素敵なものだと思ってて。アートとか音楽とかばかりをずっと追っていたので、「ザ・芸能界」に入れられた瞬間、誰とも話が合わない感じになっちゃって。「いいのかな、私はここにいて」みたいな感覚でした。
成田 テレビみたいなマスメディアに流れるものと、今おっしゃったようなものって、水と油ですもんね。
水原 そうですね。だから、会話が合わないし。テレビでしゃべるのも何をしゃべったらいいか分からない。そこのギャップは結構揺れました。ただ、幼い頃からお金も結構なくて、もともと団地で育っているので、そういう意味で「行けるところまで行かなきゃ」みたいな気持ちも同時にあるんですよ。今もですけど、私が家族を支えていたし、やっぱりいろいろプレッシャーは常に感じていたので、『ノルウェイの森』で知名度があがって、仕事が必然的に増えることはうれしかったんです。
※約6500字の全文は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」に掲載されています(水原希子×成田悠輔「「芸能人になるの、私?」映画『ノルウェイの森』で俳優デビューした水原希子が感じた戸惑い」)。全文では、以下の内容が語られています。
・日本人のルッキズム批判
・『Seventeen』のモデルに

