――実際に活動が始まると、芸能経験者との違いを感じることもありましたか。
中原 他のメンバーには元アイドルとして活動されていた方も多く、ダンスの振り付けを覚えるスピードも全然違いました。「すごい世界に飛び込んでしまったな」と実感しましたね。思うように踊れなくて、追い詰められて泣いてしまったこともありました。
でも、練習を重ねるうちに少しずつ踊れるようになり、「あれだけ無理だと思っていたことでも、続ければできるようになるんだ」と、自分自身で実感しました。看護の世界とはまったく違う環境でしたが、一つひとつ覚えながら、新しい世界に少しずつ慣れていきました。
アイドル活動をする理由は、看護師だった頃と変わらない
――現在は看護師のお仕事はお辞めになられているんですよね。
中原 そうですね。一番の理由は、アイドルや俳優のお仕事との両立が難しくなったからです。オーディションや撮影が入っても、看護師の仕事は簡単に休むことができません。どちらも中途半端にはしたくなかったので、新しい道へ進む決断をしました。
――看護師としてさまざまな患者さんと向き合ってこられた経験は、現在のアイドル活動や俳優としての活動にもつながっていると感じますか。
中原 総合病院では、生と死に向き合う現場を数多く経験してきました。俳優の世界では、「母親役をどれだけ研究しても、実際に子どもを産んで育てた人にはかなわない」と言われることがあります。そう考えると、私が看護師として生死と向き合ってきた経験も、お芝居に生きてくる部分があるのかなと思っています。
患者さんも本当に一人ひとり違っていて、病と向き合っている時だからこそ、その方の本音が見えることもありました。そうした経験の積み重ねは、お芝居にも役立っていると感じます。
一方で、アイドル活動をする理由は、看護師だった頃と変わりません。目の前にいる方に笑顔になっていただきたい。その思いは、昔も今も同じなんです。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

