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“良くも悪くも現実派”川原氏に迫られる難問
新総長には、早急に対応を迫られる難問が2つある。
1つ目は袴田事件だ。2024年、静岡地裁が袴田巌さんに再審無罪判決を言い渡した後、畝本氏は検事総長談話を発表。無罪判決は「承服できない」とした。
裁判所が証拠捏造を厳しく認定したにもかかわらず、検察トップが異議を唱えた形となり、弁護団は猛反発。談話撤回を求める国家賠償請求訴訟を起こしている。司法クラブ記者はこう話す。
「川原さんは良くも悪くも現実派。『負けちゃったものはしょうがない』と言えるタイプなので、談話を見直す可能性は十分あります」
もう1つが元大阪地検検事正による性暴力事件。被害を訴える女性検事は第三者委員会による調査を求めてきたが、畝本体制では実現しなかった。女性検事は退職に追い込まれ、今も第三者調査を求める声は続く。7月16日、森雅子元法相ら自民党議員も法務大臣へ第三者委設置を要望した。
「被害者の立場を重視する川原さんが、どう判断するのか注目されている」(同前)
川原氏は負の連鎖を断ち切れるか。手腕が問われる。


