新日本プロレスをはじめ、今なぜ日本人レスラーの海外移籍が激増しているのか?
「日本に住みながら米国のギャラを貰うのが一番いい」と語る武藤敬司が、日米の圧倒的な経済格差やWWE殿堂入り後に実感した現実を、双葉社の新刊『証言 新日本プロレス「電撃退団」』より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/続きを読む)
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蝶野正洋、オカダ・カズチカとの会食
――武藤さんは2026年4月にアメリカで蝶野正洋さんとオカダ・カズチカ選手と食事したらしいですね。
武藤 あれはシカゴだな。サイン会で呼ばれて、蝶野も来てたんだけど一緒の日じゃなかったんだよ。蝶野が俺の前日だったかな。でも、ホテルは同じでオカダもわざわざ来てくれたから、一緒に食事したんだよ。サニー(・オノオ)さんも一緒だったな。
――蝶野さんがSNSに書いてましたけど、「武藤さんもいるから、話は自然とギャラの話になる」って(笑)。
武藤 ギャラの話なんかしたっけなあ?
――たぶん、自然にしてたんだと思いますよ(笑)。オカダ選手は相当羽振りがよさそうでした?
武藤 そりゃそうだろ。だってAEWが提示したのは3年20億円だっていうじゃん。その額が本当かどうかは知らないけど、当たらずも遠からずだと思うよ。トニー・カーン(AEW創業者で共同オーナー)がそういう査定をしたんだろうから。
――WWEに行かせずに獲得するためには必要な額だ、と。
武藤 それもそうだし、AEWっていうのは彼次第の会社じゃん。
――そうですね。オーナーであり、最高経営責任者であり、現場のクリエイティブのトップでもありますもんね。
武藤 だからトニー・カーンがこれだけの額が必要だと言ったら必要になるんだと思うよ。
――そのAEWに行ったオカダ選手を筆頭に、ここ数年、新日本プロレスでは日本人、外国人問わず、毎年のように離脱者が出ているじゃないですか。それはやはり、日本とアメリカで稼げる額の差が大きいのが一番の理由だと思いますか?
