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日常の「普通さ」が終わった先にあるもの
しかし、この書籍が描くのは、温かな日常の風景だけではない。
ページをめくるにつれ、時代は急速に暗転していく。全国各地の都市を焼き尽くした空爆の炎。そして、南洋の孤島に取り残され、極限の飢餓状態に追い込まれた日本兵たちの姿――。なかでも本記事冒頭で取り上げた「マーシャル諸島で撮影された、あばら骨がクッキリと浮き出た日本兵たち」のカラー写真は、SNSでも特に大きな反響を呼んだ一枚だ。
笑顔でおしゃれを楽しんでいた若者たちと、同じ時代を生きた人間の姿。カラーという「色」を得たことで、その落差はより一層、見る者の胸に刺さる。



