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そこで県警は署に捜査本部を設置。200人の捜査員を動員し、犯人につながる手がかりを追う。
が、新しい目撃情報は得られず、事件当日に霧積温泉を訪れていた客、登山客、宿の従業員、霧積ダム建設工事現場で働いていた作業員などにも疑わしい人物はいない。さらに県内の変質者や前科がある人間を洗い出し、犯行時間帯にアリバイのない5人を取り調べるも全員が事件とは無関係だった。
捜査のカギとなる「不気味な写真」
捜査が難航するなか、警察は小屋の中から見つかった井上さんのカメラに着目。
フィルムを現像したところ、現地で撮影したと思われる5枚の写真が残されていた。
最初の2枚はチェックアウトする前に金湯館で撮った井上さんの立ち姿、3枚目と4枚目は帰路の途中にある池の堰堤付近で白の帽子を手にポーズを取った本人、そして5枚目が井上さんが藪の中でぼーっと立っている何とも不気味な写真。